暴風警報は風速何メートルから?強風注意報との違いは何?

暴風警報と暴風注意報の風速の目安や違い 生活お役立ち

台風が発生すると、気になるのが今自分の住んでいる地域が暴風警報が発令されるか、気になる人も多いと思います。

台風などの暴風が発生した際、各地域で学校や会社の休校やバス・電車・飛行機などの公共交通機関の運行がストップするのは、気象庁によって発令される暴風警報が基準になることが多いようです。

  • 暴風警報は風速何メートルから発令される?
  • 暴風警報と暴風注意報との違いは何?
  • 発令と解除の基準は?

などなど、気になる人も多いのではないでしょうか。

今回はそんな暴風警報について説明します。

暴風警報の風速は何メートルから発令される?

暴風警報と暴風注意報の風速の目安や違い

暴風警報の風速は何メートルから?

気象庁によると、暴風警報の風速の基準は通常、風速20メートル~25メートルです。

「基準なのにどうして5メートルも範囲があるの?」

と思われた人もいると思いますが、暴風警報の基準は市町村や地方によって多少違いがあるようです。

なので、同じ都道府県内でも、地域によって暴風警報が出る地域と出ない地域があり、暴風警報が発令されるタイミングも各市町村によって違っていたりします

暴風警報発令の基準やタイミングは地方によって違う?

やはり、台風や熱帯低気圧等がその地域に与える影響やタイミングは様々で、例えば、土砂崩れが発生しやすい山に囲まれた地域や海が近くにあり、風が強まりやすい地域などは、風速20メートルをこえたら早めに暴風警報が発令される地域も多いようです。

暴風警報の発令は風速20メートル以上と覚えておけば、大よその予想がつくと思いますので、覚えておくと良いと思います。^^

暴風警報を一番早く知る方法は?

実際に暴風警報が発令されているかを一番早く確実に知る方法はやはり、テレビのニュース速報です。

テレビの速報だと、暴風警報より一つ風速が弱い「強風注意報」から速報がタイムリーに表示されると共に、バスや鉄道、飛行機などの各公共交通機関の運行状況の案内も表示されます。

電車やバスの公共機関の運行状況はどうやって知ることができる?

もちろん、運行状況などは、各機関のホームページを確認したり、直接お電話するのが確実ですが、学校や公共機関が休みになるかどうかは「暴風警報が発令されているか」が大きな目安になると思いますので、テレビの速報をその都度確認しておくことをお勧めします。^^

暴風警報と強風注意報の違いは?

暴風警報と暴風注意報の風速の違いや目安

そもそも警報や注意報って、色々ありすぎて、風速の基準や違いについてわからない人も多いのではないでしょうか。

ここでは特に混同されやすい強風注意報と暴風警報の違いをまとめてみました。

因みに、学校が休みになったり、公共交通機関がストップする基準になるのは、「暴風警報」になることが多いので覚えていてくださいね。^^

暴風警報の基準

風速基準:毎秒20メートル~25メートル以上

     暴風警報は、暴風注意報で暴風により重大な災害が発生するおそれがあると予想される。

強風注意報の基準

風速基準:毎秒15メートル以上の強風
     または強風によりケガや災害が発生するおそれがあると予想される。

暴風警報が発令で学校や交通機関は休みになる?

暴風警報は風速何メートルから?暴風注意報との違いは?

台風が来た際、暴風警報が発令されると学校が休みになるということが良くありますね。

実際に、暴風警報が発令されると多くの小学校・中学校・高校・大学などの教育機関が休校になることがほとんどです。

予め、「暴風警報が発生すると休校」と決めている学校や市町村もあるようです。

予め決まっていなくてもほとんどすべての学校や団体で暴風警報発令で休校や活動停止となるようです。

理由としては、暴風警報が発令されると、バスも運休し、飛行機もキャンセルや遅延の嵐だからです。

公共移動手段の全てが運行できない状況になり、外に出るのも「危険」だという一つの目安になるので、暴風警報=学校が休みと考えて良いと思います。

ただ、台風は常に移動していて、進行方向やそのスピードも予想と違う場合も良くあるほか、必ずしも朝から一日中暴風域に入っているとは限りません。

暴風警報が午後夕方から発令される場合や、逆に、午前中で解除される場合もあるでしょう。

そのような場合は、それぞれの学校で判断が変わるので、学校側や連絡の担当者に直接問い合わせるのが一番早いですね。

暴風警報や注意報の風速表現方法!気象庁は使い分けとは

暴風警報と暴風注意報の違いは何?

気象庁がニュースや記者会見などで、風の強さを伝える際、風速によってその表現方法を使い分けているのをご存知でしょうか。

じつはそれによっても大よその風速はわかります。

その風の表現の仕方は、やや強い風・強い風・非常に強い風・猛烈な風に分けられます。

平均風速や危険性は以下の通りです。

「やや強い風」

平均風速:10メートル~15メートル

人や建物への影響:傘がさせない。樹木全体が揺れている。

強風注意報は「強い風」

平均風速:15メートル~20メートル

人や建物への影響:風に向かって歩けない人や転ぶ人が出る。高所での作業は極めて危険。

暴風警報は「非常に強い風」

平均風速:20メートル~25メートル

人や建物への影響:何かにつかまっていないと立っていられない。

木が折れ始め、看板の落下や道路標識が傾くなどする。

猛烈な風

平均風速:30メートル~35メートル

人や建物への影響:野外での行動は極めて危険。電柱や壁が倒れたり倒壊するおそれがあり、走行中の車も転倒するレベル。

警報が「暴風警報」でも、風速が30メートル以上だと、危険度も当然ながら風速25メートルよりもはるかに危険度が増しています。

暴風警報が発令されているかだけでなく、風速にも注意するようにしましょう。

もちろん、風速20〜25メートルで暴風警報が発令された時点で、外に出るのはとても危険だとしっかり覚えておきましょう。

暴風警報はいつまで続くの?解除の基準もある?

暴風警報と暴風注意報の違いは何?

「暴風警報がいつまで続くかによって、学校や会社が明日休みかどうか変わる」という人も多いのではないでしょうか。

暴風警報の解除の基準は、暴風が風速20メートル以下に弱まり、今後暴風の恐れが無いと判断される場合です。

現時点で風が弱まったとしても、また強くなる恐れがある場合は解除にはならないので注意が必要です。

特に台風の場合は、台風の目の中に入ると、風が弱く、青空さえ見えることもよくあります。

しかし、あなたのいる場所がまた台風の目からずれていくと、再び風が強くなり、風速20メートル以上の暴風が発生します。

暴風域が解除されるのは、完全に暴風が止む今後暴風が吹かないことが想定されていますので、実際にテレビのニュースや速報などで解除が発表される時は、風速はすでに15メートル以下ぐらいまで落ち着いているかもしれないですね。

暴風警報の発令と解除の基準まとめ

一度暴風警報が発令されると、明日学校や会社が休みになるのかとても気になりますよね。

暴風警報が学校休みや運休停止の判断材料になることが多いので、台風や大きな熱帯低気圧などが来る際は以下の点に注意して、テレビやネットで暴風警報が発令されていないか、気にかけておくと良いと思います。

  • 暴風警報発令の基準は風速20メートル~25メートルで、各地域の地形や地理的な理由により、警報発令の判断に多少違いがある。
  • 陸は20メートル、海上は25メートルであることが多い
  • 暴風警報の解除は、「以降風速20メートル以上の暴風が吹かない」と判断される時
  • 実際に暴風警報が解除になる時は、ほとんどが10メートル~15メートル以下になってから

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