毎年襲ってくる「台風」ですが、暴風雨で割れた窓ガラスが飛散して大怪我を負うというケースも少なくありません。
台風に対する窓ガラスの補強方法として「養生テープを貼る」という人も多いのではないでしょうか。
養生テープを貼れば窓ガラス自体を強くできるということではありませんが、万が一割れてしまった場合、飛散を最小限にすることができるので安全対策としてとてもおすすめな方法です。
今回は基本的な養生テープの貼り方から、効果的な貼り方まで紹介します。
特に、大型の台風の場合は、早めに準備をしておくようにしましょう。
養生テープの窓内側からの貼り方!窓ガラス補強で台風対策
台風対策のための養生テープの窓ガラスへの貼り方について紹介します。
基本的な貼り方から効果的な貼り方まで、女性でも簡単にできる方法ですが、とても効果的なので、是非参考にしてくださいね。
養生テープの貼り方【基本ポイント】
↑窓の内側
養生テープの基本的な貼り方を紹介します。
①上の窓の図のように、窓の内側から養生テープを「米の字」に貼ります。
「米の字」の貼り方が最も効果的な貼り方の形になります。
基本的な貼り方は以上です。
とても簡単ですね。^^
養生テープを米の字に貼るとなぜ効果的なの?
米の字にテープを貼るのには下のような理由があります。
- 窓ガラスの強度が一番弱い中心部にテープが重って補強の強度が強くなっていること
- テープが上端から下端、左端から右端、角から角と、対角の端まで均等に伸びていることによって、効果的に飛散防止することができる
養生テープの最も効果的な貼り方のポイント
最も効果的な貼り方のポイントは
- 強度を上げる
- 強度の弱い部分の面積を減らす
養生テープをずらして重ねることでこの2つの効果を得られます。↓↓
重ねて貼れば効果が倍増する
当然のことですが養生テープを重ねて貼ることで窓ガラスの強度を上げることができます。
養生テープを1枚ずつ「米の字」に貼った場合、もちろん貼らないよりは強度が増しますが、分速25メートル以上の強風や突風が吹いた場合、強度が足りない場合があります。
テープを重ねて貼ることで、できるだけ強い強度でガラスを補強するようにしましょう。
ずらして重ねれば補強効果が倍増する
養生テープをズラして重ねることで、テープが貼られていない(強度が弱い)部分の面積も減るので、窓ガラスが割れるリスクを抑えることができます。
それぞれの対角線に一枚だけ貼った窓ガラスより、右の図のずらして重ねて貼った窓ガラスの方が、強度の弱い部分が少ないことがわかります。
窓ガラス全てを完全にテープで貼る必要は無いかもしれませんが、特に大きな窓ガラスの場合は、強風に耐えられない可能性もあるので、極力貼られていない部分(強度が弱い部分)の面積が小さくなるようにしましょう。
・テープを貼らない部分(強度が弱い部分)の面積を極力小さくする
テープをずらして重ねることで、「強度を上げる」と「強度の弱い部分の面積を減らす」を効率よく行える。
段ボールも併用しよう!養生テープと併せて効果倍増
「窓ガラスに養生テープを貼るだけではまだ心配」
「台風ほどの強風の場合、内側から養生テープを貼るだけでは効果が無い」
という人には、段ボールを併せるのがおすすめです。
方法は簡単です。養生テープを貼った窓に更に内側から段ボールをピッタリ貼り付けるだけです。
窓の内側から更に段ボールを貼ることによって、
- 窓ガラスの強度が増す
- 万が一窓ガラスが割れた際に、ガラスの破片が中に入りにくくなる
という効果があります。
窓の外側から貼る方法とは
窓ガラスを外側からも養生テープを貼って補強した方が良いのでは?と考える人も多いと思います。
確かに、雨戸を閉めたり、板を打ったりと補強する方法はあると思いますが、その方法はできる人や環境にも限りがあるかもしれませんね。
その場合はもちろん養生テープを貼って対策することもできます。
雨などで剥がれてしまうこともありますが、テープを一周させたり剥がれにくくすると雨風でも剥がれにくくて済みます。
基本的な効果的な貼り方は、窓の内側も外側も同じですので、しっかり外側もテープを貼って窓を補強することがおすすめです。^^
台風対策で窓ガラスに効果的に養生テープを貼る方法のまとめ
- 米の字に貼る
- 二重か半二重に貼る
- 極力窓ガラスの強度が弱い部分を減らす
- 更に飛散防止対策として内側から段ボールを貼る
完全に窓ガラスが割れるのを防げるものではないかもしれませんが、窓ガラスが割れたとしても、割れたガラス破片が飛んでくるのとそうでないのでは違いますよね。
被害を最小限に抑えて、安全第一を心がけましょう。
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