イソジンうがいはコロナウイルスに効果があるの？副作用の心配は？

「イソジンうがい薬」は、「シオノギヘルスケア」というメーカーが販売するうがい薬で、日本では誰もが「イソジンうがい薬」でうがいをしたことがあると言っても過言ではありません。

病院や薬局でも良くオススメしていて、殺菌・消毒効果があると、子供からお年寄りまで、使われている方も多いのではないかと思います。

今回、最近この「いそじんうがい薬」があのコロナウイルスにも効果があるという話が、テレビやネットなどでも広がっています。

私も気になって調べたので、お役に立てば幸いです。

イソジうががいするとコロナに効果がある？
イソジンうがい薬って副作用の心配もあるの？
イソジンうがい薬の代用品はある？

イソジうががいするとコロナに効果がある？

まず、イソジンのうがい薬がコロナウイルスに効果があると言われる大きなきっかけが、大阪府立病院機構大阪はびきの医療センターによる、研究結果の発表です。↓

　大阪府と大阪市、府立病院機構大阪はびきの医療センター（大阪府羽曳野市）は4日、新型コロナウイルスの感染者に殺ウイルス効果のあるうがい薬でうがいをしてもらったところ、唾液（だえき）の検査で陽性となる確率が減ったとの研究結果を発表した。

朝日新聞

イソジンでうがい薬に効果がある理由

「何で、イソジンでうがいするとコロナウイルスに効果があるの？」

と思う人も多いかもしれません。

今回コロナウイルスに効果があるとして「イソジンうがい薬」が注目された理由は、イソジンうがい薬に「ポビドンヨード」という殺菌成分が含まれるからです。

コロナウイルス感染者に対する実験でも下のように効果がえられたと伝えられています。

センターの松山晃文・次世代創薬創生センター長によると、研究は府内で宿泊療養している軽症や無症状の患者41人を対象に実施。殺ウイルス効果のある「ポビドンヨード」を含んだうがい薬で1日4回うがいした人の唾液のPCR検査の陽性率は、1日目は56・0%で、4日目は9・5%に減った。うがいをしなかった人は、それぞれ68・8%、40・0%だった。

イソジンうがい薬で効果のある濃度は？

イソジンの適正な使用法として、公式ホームページでは、うがい液を作る際の推奨する正しい濃度は15-30倍としています。

イソジンうがい薬で効果のある方法は？

イソジン公式ページでは正しいうがい方法を以下のように説明していますね。

まずは口の中に残った食べかすなどを取り除くため、15～20mlのうがい液を口に含んで強めにぶくぶくしてから吐き出します。

同じ要領で、15～20mlのうがい液をもう一度口に含み、上を向いて15秒ほどうがいします。

15～20mlのうがい液を再び口に含んで上を向き、のどの奥までうがい液が届くように15秒ほどうがいして吐き出します。

イソジンうがい薬で効果のある回数は？

正しいうがいの回数として、上述したうがい法の2と3を1日4-5セット行うことがおすすめです。

もちろんうがいは毎日行うのがおすすめです。

一日に行ううがいの回数の目安は4-5回、続ければコロナウイルス感染予防には大きな効果があると思うのでオススメです。

イソジンうがい薬って副作用の心配もあるの？

イソジンの説明書上の「使用上の注意欄」に副作用の可能性と症状が発声した際の対処方法として、しっかり記載しています。

．使用後，次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので，直ちに使用を中止し，この文書を持って医師，薬剤師または登録販売者にご相談ください

［関係部位：症状］
皮膚：発疹・発赤，かゆみ
口：あれ，しみる，灼熱感，刺激感
消化器：吐き気
その他：不快感

まれに次の重篤な症状がおこることがあります。
その場合は直ちに医師の診療を受けてください。

［症状の名称：症状］
ショック（アナフィラキシー）：使用後すぐに，皮膚のかゆみ，じんましん，声のかすれ，くしゃみ，のどのかゆみ，息苦しさ，動悸，意識の混濁などがあらわれる。

また、殺菌・消毒の効果が高いため、もともと口内炎があったりすると、腫れひどくなったりすることもあるようなので、その際は使用を中断しましょう。